感動するアクセサリーを
感動するアクセサリーを・・・
ちょっとたいそうな題名なんですが、
ただ、昔から思っていることです。
ひとつでもいいので、
展示してあるアクセサリーを見て、
足が止まり、何かを感じ取り、
しばらく見入っていただけるようなものを作ること。
今までもそれに近いことはあったと思いますが、
感激して足が動かないような、
そういうものを造れたらいいなと思います。
そういう思いになるある出来事があります。
さださんのコンサート
30年ほど前の話になるのですが、
高校生の頃からのさだまさしさんのファンで、
コンサートに行った時のことです。
すべての曲が終わり、アンコールで
さださんが出てきました。
そして、始まった曲が「風に立つライオン」でした。
そのコンサートは、ステージは白一色。
白い花がたくさん飾られていたと思います。
確かまだ発表前で、ご存知のように
さださんの曲は、詩にも深い意味があります。
始まったその世界にぐんぐん引き込まれました。
壮大なアフリカの大地が目の前にあるようで、
歌が終わってもしばらく立てなかったのです。
会場が明るくなっても、余韻を感じていたくて
しばらく座っていました。
音楽は、五感に直接感動が伝わるものだと思います。
その点、アクセサリーは、よほどの力がないと
感動させることなんてできない。
でも、いつか自分が感じたこんな感じを
アクセサリーを見た人に感じてもらえる
そういうものを作りたいと強く思いました。
猫のアクセサリーで、そういうものを
作っていきたいと思います。