猫のリング、新作第一弾出来ました!
先日のピンク色のワックスの状態のもの、
まず、猫のリングができました。
これが
こんな風になりました。
ピンク色で、しかも石がない状態
でしたので、わかりにくかったと
思います。
このピンク色のワックスは、シート状で、
作りたい形にカッターで切って作っていきます。
ソフトワックスと言って、夏場は特に
体温で柔らかくなります。
カチッとした線を出したい形ではなく
柔らかい感じで仕上げたいので、
ハードワックスという彫刻刀で
削っていくワックスより手軽に使えます。
鋳造の理想のひとつに、鋳造物の厚みが
より均一に近い方が鋳造しやすい
(スが入りにくい)ということが
ありますが、もともと厚みが均一なので、
それを簡単にしやすいのです。
ハードワックスの場合は、薄くするため
裏側を削ります。
ピンクワックスは、その手間を省けるのです。
※スとは・・
茶わん蒸しのたとえがわかりやすいと
思うのですが、茶わん蒸しの場合、
卵に熱を加えすぎて細かい空間が
できることを言いますが、
これと同じように金属の中に細かい
空間ができることを言います。
熱いところがあると空気が抜けきらず
金属が固まってしまう事が起きやすいのです。
このリング、猫が石の所から覗いている
イメージだったのですが、
じっと見ていると何だか
コップのフチ子さんっぽく見えて・・
いえ、決してそういううつもりではなかったんですけどね。
猫の反対側には、魚を付けました。
ヘマタイトは、真っ黒ではないので、
シルバーの色と一体化するように
とてもつけやすい色です。
洋服も選ばないので、出番が多くなると思います。
私も自分のものに使ってます。
この石は、オーバルのおとなしい形
ですが、この石は男女問わず
人気の石ですね。
粉にすると赤い色で昔から、
古くから血液に対して良い効果を持つ
と信じられてきたとか。
持つ人の意思の力を強め、勝負強さ
を発揮する助けになるとか・・
スポーツをする人には、特に人気のようです。
再生したものも多いのですが、
これは、天然石を切ってバレルという
機械でゴロゴロ回して、角を取って
磨いたそのままの形です。
この石は規格の形ではないので、
これひとつだけで、それに合わせて
リングを作ったので、まさしく
世界にひとつの猫のリングになりました。