猫のリング・長毛猫モチーフ
長毛種の猫といえば、
ノルウェージャンフォレストキャット、
バーマン、ペルシャ、メインクーン、
ラグドール、ソマリなどなど
いろいろな種類がいますが、
ふわふわした毛がかわいいですね。
性格もおとなしいようで、毛の長さも
あって、優雅なイメージです。
そんな長毛猫のリングを作りました。
リングは、今まで短毛種の猫ばかり
作ってきたので、初めてです。
先に長毛種の猫のイヤリングを
作ったので、それに合わせて作ってみました。
ただ、今回は土台の部分である
リングの部分は、すでにあり、
それに合わせて作りました。
こういう時は、まず猫の大きさを
どれぐらいにしたらよいのかを見るために
付ける部分の大きさを測ります。
そして、その大きさの猫の絵を描きます。
本当にざっくりです。
描いた絵をもとに、ワックス原型を作ります。
イヤリングの場合は、できるだけ軽い方が
よいので、平らな感じなのですが、
リングの場合は、同じようにすると
薄っぺらで安っぽくなってしまうので、
厚みを増して、より立体感が出るようにしました。
ただ、指の幅の中のことですので、
ほぼ20㎜の中での表現です。
こんな感じになりました。
乗せてみると
いい感じです。
そして、銀にするために鋳造します。
鋳造について、簡単に説明します。
石膏で周りを固め、
電気釜で焼却し、ワックスが溶けて流れて、
作った猫の形の空洞ができます。
そこに溶かした銀を流しいれます。
中の銀を取り出すには、石膏を壊さないと
取れないので、一つしかできません。
鋳造した猫を本体にくっつけるために
ロウ付けという作業をします。
そして、磨いたものがこれです。
銀の写真は難しくて、鏡面仕上げの
物は、気を付けていないと自分が写り込みます。
周りのものも写り込むので、角度などを
探りながら撮っています。
白い紙をレフ版代わりにもしています。
角度が違って、黒っぽく写り込んだ
ものにより、表情がまるで違って
撮れたりして、難しいのですが
おもしろいです。
やはり、晴れた日の自然光が一番きれいに撮れるように思います。