名古屋のモーニング文化一考察
東海地方は、年間に喫茶代を
たくさん使うということですが、
確かに、喫茶店が多い気がします。
しかも、朝早くからやっています。
建築業の方が現場で仕事前に
喫茶店でお茶とか、
サラリーマンが始業前にお茶とか、
普通です。
今から、40年ほど前も
サラリーマンは、朝会社の近くの
喫茶店でコーヒーを飲んで、
出社してましたね。
それには、もちろんトーストと
ゆで卵が付いていました。
でも、その頃は、プラス別料金で
モーニングなるものがあってサラダとか
他にも付いていたような気がします。
喫茶店があまり好きではなかったので
聞いた話という感じですが。
若かったので、お店で注文するという
行為があまり得意ではなかったのです。
「モーニング」という
飲み物に卵とトーストが付いてくるという
形式が生まれたのは、
愛知県一宮市ということで、
繊維の町が景気がよかった昭和30年代
商談するにも機械の音がうるさく
喫茶店をよく利用していて、
喫茶店のマスターが、朝から来てくれる
お客さんに付けたのが始まりとか。
こんな喫茶店の多い地方にいるので、
いつもはあまり利用しなくても、
行きたいときには、近くにあるというのが
当たり前になっていて、
ある年、横浜のギャラリーへの搬入の時、
朝早く着きすぎて、搬入までの
時間つぶしに喫茶店ということで、
住宅街ならあるかもと探しましたが、
行けども行けども何もない。
さりとてスターバックスなどの
手軽なところがあるような繁華街でもなく、
諦めたことがありました。
愛知県、喫茶店多いですから。
それとモーニングのメニュー合戦で
コーヒーにあり得ないものがついていたり
します。
茶わん蒸し、ポテトサラダ、
パスタサラダなどが付いていると聞いた
こともありますし、もう主役がどっちだか?
という感じです。
どうも、卵料理を付けるのは、王道らしいです。
ビジネスホテルの朝食ぐらいは
ついていたりもあるようですね。
きょうの朝日新聞によると、最近は
それがどうも変わってきているとの事。
お値打ちというよりも、
高くても食べたいものを食べに行くと
いう方向に。
喫茶店というよりは、オシャレなカフェ、
が人気が出てきているようです。
もともと中部地方は、堅実型なので
何かお得というものに敏感だったけれど
今は、選択肢がいろいろあって、
イベント気分で、選んでいるのかもしれませんね。
それと新しいものには飛びついて
一度は経験したいけれど、
一度食べたらもういいかと次に行かなく
なるのも、中部の特徴のような気がするので、
今後どうなることか・・・
中部地方、お得感がないと
かなり厳しい気がします。
それといろいろ動向を見て決めるという
タイプですね。
モーニングがこんなに広がったと
いうことは、中部の人たち、
おもてなし上手ということかもしれません。
本当は、人がいいのかも。